【データ復旧入門】第2弾:論理障害か物理障害か?

by オントラック・チーム 2021年10月14日

このブログは専門的なデータ復旧サービスの対応が必要となるかもしれない、さまざまなデータ消失状況やデバイスの障害タイプをご自身で特定するのに役に立つ、オントラックのデータ復旧入門トレーニング・シリーズの第2弾です。

前回ご紹介した方法でデータ消失の「状況」を細かく自己診断した上で、今回はデータ消失の「種類」を自己診断しましょう。

 

論理障害

デバイスが一見故障していなくて、システムに繋げるとデバイスとして認識されていれば、論理障害が原因である可能性が高いです。論理障害の原因は以下が考えられます:

論理障害が原因である場合、システムの電源を安全に切り、デバイスを切断することが重要です。デバイスの電源が入っている状態ですと、データが継続的に読み取りまたは書き込みされ、その上で復旧対象のデータが上書きされる可能性があり、復旧が完全に不可能になるリスクが残ります。

結論:障害が起きたデバイスを動力源から完全に切断することにより、データ復旧の成功率を高められます。

 

物理障害

こちらのSamsung Galaxy S8はトラックにひかれました!残念ながら、携帯電話は直りませんでしたが、当社のエンジニアは持ち主のために100%のデータを復旧できました。

物理障害は論理障害よりも簡単に見分けられます(特に媒体が明らかな物理的なダメージを受けた場合)。 物理障害のよくある現象や事例は以下になります:

  • デバイスをぶつけた、落とした
  • 画面が割れた
  • 液体によるデバイスの損傷
  • 火災によるデバイスの損傷
  • 機械的な故障
  • 「カタカタ」「キュルキュル」「ギー」などの異音が聞こえる

物理障害の場合、デバイスを使用し続けると症状を悪化させる可能性があり、ご自身でデータ復元ソフトや自作方法で復旧を試みると失敗に終わることが多いです。

結論:物理障害でデータを消失された場合は当社のようなデータ復旧企業による、専門的なデータ復旧サービスが必要となります。

 

データ復旧への次のステップ

データ復旧への道のりで遭遇する2つの消失種類を知った上で、今度はハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)に影響を与えるさまざまな障害事例を見ていきましょう。

 


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