【データ復旧入門】第1弾:データ消失状況を自己診断する方法
世界中にある17室のオントラックデータ復旧ラボによる統計では、データ消失の主な原因はハードウェア障害または人的エラーであることを示しています。
データ消失やデバイスの故障といった最悪の事態が訪れたとき、原因は明白かもしれません。しかし、データ復旧を試みる前にいくつかの基本的な質問を自分に問いかけることで、デバイスが正しい方法で診断、処理、および復旧されることを確保できます。
データ消失を自己診断するための適切な質問:
1. 何が起こったのか?
ご提供できる情報が多ければ多いほど、問題の根底を早く見つける可能性が高くなります。
水は関係していましたか?デバイスを落としましたか?データは電力サージの被害を受けましたか?
データ消失の起因をしっかり把握することで、必要となるデータ復旧方法や範囲を定めることができます。
2. データ消失またはデバイス障害が発生したとき、どんなことが起きていましたか?
データまたはデバイスの障害度合いを診断するには、詳細が重要になってきます。奇妙なうなり音や画面の繰り返しの不具合は、ささいなことに思えるかもしれません。しかしデータ復旧の専門家にとって、そのささやかな証拠が特定の問題を除外するのに必要だったりします。このように、問題が発生したときの内容を具体的に知るのが肝心です。
3. すでに何か復旧策を試されましたか ?
iPhoneを乾かすためにお米に入れたが、思ったような結果を得られなかったとします。誰にでも起こるえることですが、データ消失状況を診断するには、それと他のDIYデータ復元の試みを開示する必要があります。なぜでしょう?自己復旧・復元の取り組みは、デバイスの物理障害やデータの消失を悪化させる可能性があります。案件を担当するエンジニアは、ネット上のどの人気なデータ復旧方法が試されたかを知ることで、解決策にたどり着くためのより良い決断を下せます。
自己診断はまだまだ続きます
データ消失状況を正しく診断するには、質問をすることから始まります。質問に対する回答は、障害が以下のどのカテゴリーに当てはまるかによって異なります:
- 論理障害
- 物理障害
シリーズの第2弾で、この2つの障害タイプについて解説いたします。
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