オントラックが独占提供するIBM Storwizeのデータ復旧ソリューション

10 26, 2021

状況

最近の案件で、あるお客様がランサムウェアによる遠隔攻撃を受け、オントラックのエンジニアにとって過去最高の驚異的なデータ復旧の取り組みとなりました。IBM SVC Storwizev7000システムに搭載してある、120個の故障したHDDのデータを復元する内容でした...しかもバックアップされたデータが一切無い状態で...。

 

解決策

危機的な状況におかれていることを、オントラックのエンジニアは認識し、データを復元する最適な方法を計画的に編み出しました:

  1. 相談
    オントラックのチームはお客様のチームと打ち合わせを行い、データ消失状況と対象となるストレージシステムの障害レベルを確認しました。その結果、オントラックはプロジェクトの規模、作業期間、そして料金を確定することができました。
  2.  

  3. 診断
    オントラックのエンジニアは独自のツールを使用してディスクを分析しました。分析の結果、可能性のあるアレイ構成を特定し、ストレージ容量とVMware構造の形跡をデータ内に発見しました。
  4.  

  5. 研究開発によるシミュレーションとソフトウェアプログラミング
    初期診断後、エンジニアはRAIDアレイのマッピングに使用されるディスクの構造設計を検出するハードウェアの備え付けが最小限になっていることを判明しました。


    その後、オントラックはお客様のIT部署と緊密に連携して、IBM SVC Storwizev7000システムでの新しいハードウェアのセットアップを実施しました。

    新しく設置したハードウェアでお客様の環境が再現できるかどうか、また削除されたデータを再構築(リビルド)できる構造が見つかるかどうかを確認するためにシミュレーションが実行されました。シミュレートされた構造の調査結果は、元のハードドライブの構造と比較されました。

    構造の比較に基づき、前向きな見通しが立てられたため、オントラックは機能しているストレージシステムからデータを抽出するために、独自ツールの作成および変更を進め、SANシステムのデータ復旧に挑みました。

  6. データ復旧
  7. この壮大な挑戦に挑んだオントラックのエンジニアは、IBMの独自ソフトに対する大規模な研究を行い、結果的にIBMシステムで使用されていたDRAIDを仮想再構築するために復旧ツールを改造しました。

    DRAIDのデータ分散パターンを把握するのが復旧プロセスにおいて一番の難題でした。DRAID6 MDiskにあるすべてのデータが他の多数のMDiskと組み合わされ、その上でデータがVDiskとダイナミックディスクの複数のレベルに動的に割り当てられたからです。

    オントラックはアレイを仮想的に再構築したあと、ボリュームも仮想的に再構築しました。その後、ディレクトリ構造を示すレポートを生成し、復旧可能なデータの配置情報をお客様に提供し、IBMStorwizeのデータ復旧を完了しました。

     

結果

お客様の依頼を受けた当初は、IBM Storwizeデータ・ストレージ・システムの複雑な性質を踏まえると、完全な(もしくは一部の)復旧の見込みはほとんどありませんでした。しかし、エンジニアの勤勉さのおかげで、前例のないデータ復旧解決策がすべてのIBMStorwizeシステムに適用可能なり、この解決策はオントラックが唯一提供できるソリューションとなりました。