【データ復旧入門】第4弾:データの復旧率を高める方法
このブログは専門的なデータ復旧サービスの対応が必要となるかもしれない、さまざまなデータ消失状況やデバイスの障害タイプをご自身で特定するのに役に立つ、オントラックのデータ復旧入門トレーニング・シリーズの第4弾(最終)です。
本シリーズでは、論理障害と物理障害の違いや HDDとSSDのよくある故障原因など、データ消失が起こるさまざまな原因について見てきました。データ消失についての基本知識を身につけたところで、残るのは一つです。復旧を成功させるために適切な手順を踏むことです。
物理障害において復旧率を高める方法
以前のブログでご説明した通り、物理障害には異音、液体または火による損傷などがあります。デバイスが物理的に損傷した場合、状態を悪化させないように以下の注意すべき点があります:
- ダメージを受けたデバイスを振ったり、分解したり、清掃しないでください。
- デバイスに目で見えるダメージがある場合は、デバイスを起動しないでください。
- すぐにデバイスの電源を切ってください。操作を続けると、修復ができないほどにデータが損傷する可能性があります。
- データ復元ソフトを使用しないでください。
- 火災による損傷を受けたデスクトップまたはノートパソコンからハードディスクを取り外さないでください。
- 液体で濡れたデバイスを開けたり、乾かしたり、ドライヤーなどで熱にさらさないでください。
論理障害において復旧率を高める方法
論理障害となると、とにかく媒体の電源を切って、一刻も早くデータ復旧を行える専門業者に問い合わせることをお勧めします。論理障害を受けたデバイスの稼働時間が長ければ長いほど、データが復旧不能になる可能性が高くなります。
データ復旧おけるオントラックからのアドバイス5選
データ消失が起こったときに、注意すべき点は5つあります:
- いったん行動を止めてください
データ消失が起こったときに、いったん行動を止めて一体何が起こったのかを状況把握をしてください。メモを取るのも良いでしょう。特定な情報があればあるほど、良い結果につながります。
- 慌てないください
次の行動を取る前にすべての選択肢を検討する時間を作ってください。むやみに行動をしてしまうと、状況を悪化させる可能性があります。
- DIY式でデータ復旧を試みる場合は注意を
はっきりさせておきましょう。デバイスが物理的にダメージを受けている場合、ご自身でデータ復旧を試みるのは控えるべきです。ただし、論理障害の場合は、データ復元ソフトを使用してご自身で復旧を試みることができます。
- 専門家へお問い合わせください
信頼のある専門家へご相談することで的確なアドバイスを得られます。オントラックはデバイスの障害レベルを調査するための無料相談と無料診断をご提供しております。
- デバイスをデータ復旧企業にご送付するときは安全に梱包してください
物理的に障害を受けたデバイスをデータ復旧企業にご送付する場合は、梱包の仕方で結果は変わります。通常の方法では、デバイスより2倍大きい箱にデバイスを入れ、プチプチや新聞紙などのクッション材を詰めます。デバイスが水または火によるダメージがあれば、ご自分で乾かしたり掃除したりしないでください。さらなる汚染を防ぐために、デバイスを密封されたビニール袋に入れるだけで大丈夫です。
データ復旧入門シリーズはこれで終わりです。 日常的もしくは非日常的なトラブルでデータを消失された場合、オントラックは、あらゆるメーカー、モデル、ブランド、またはオペレーティングシステムからデータを復旧できる技術や設備を備えております。
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