オントラックが生み出したIBM Storwizeのデータ復旧における革新的な解決策

2021年11月1日 - オントラック・チーム

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IBM Storwizeの仮想RAIDデータストレージシステムの複雑な性質は、長年にわたってデータ復旧業界内でもよく知られています。そのため、オントラックのエンジニアがIBM SVC Storwize v7000システム内の120台の損傷したハードドライブを復元する依頼を受けたときに、エンジニアは厳しい挑戦に立ち向かうことになりました...しかも復元作業に役立つバックアップデータが無い状態で...。

データはどうやって消えたのか?

クライアントがデータを消失してしまう方法はいくつかあります。物理的なダメージから偶発的な削除まで、企業にとって大変な損害になり得ます。この場合はリモート(遠隔)ランサムウェア攻撃が原因となり、IBMストレージエリアネットワークが完全に消去されました。バックアップされていたデータも無かったので、復旧見込みはほとんどありませんでした。

 

データを取り戻せる見込みはどれくらいあったのか?

先ほどIBMStorwizeの複雑な性質について触れましたが、複雑化させる理由の一つは、IBMStorwizeのストレージエリアネットワークがIBM特有の内蔵RAIDとデータマッピングシステムで構成されているからです。クライアントの相談を受けたある専門業者は、この種のシステムからデータを復旧するのはほとんど不可能だと判断しました。しかし、そこでオントラックが現れました。

 

見込みから実施へ

解決不可能な課題を与えられたオントラックの専門エンジニアは、3つの柱に沿ってデータ復旧計画を図りました:

1. 研究

IBM Storwizeストレージエリアネットワークの構造は極めて複雑だということをご説明しましたが、システムがどの方法でドライブにデータを書き込むのかについて広範な研究が必要でした。

2. 開発

エンジニアは、研究の段階で収集した情報をもとにして、ドライブを読み取り、システムを仮想的に再構築してデータを復旧するツールを作成しました。

3. 再構築

システムの再構築?その方法は無い、と思っていらっしゃる方がいるかもしれません。実際、コアファイルシステムの開発者は、再構築する行為に対してオントラックのエンジニアに警告しました。IBM Storwizeストレージシステムを出荷時の設定にリセットした場合、あとから構築履歴を把握するのは不可能であると注意しました。

それでもオントラックは挑戦を引き受けました。

データ復旧エンジニアの一人がIBM Distributed RAID(DRAID)の徹底研究を行い、一週間以内に初期パターンを特定し始めました。しかしこの発見は、データを正確に解釈するために必要な8,000を超えるセクターの一部分への糸口にすぎませんでした。

高度なデータパターンの調査に力を注いだ6週間後、エンジニアは前例のない方法でファイルシステムを再作成することができました。彼の書いたコードは、今までにない形でIBM Storwizeファイルリストを再作成し、クライアントの失われたデータのコピーを作成しました。

 

疑念からデータ復旧の成功へ

仮想マシンを再構築する一般的な難しさはさておき、システムを難解にさせるのはDRAIDだということに注目すべきです。DRAIDは大手テクノロジー企業IBMの特殊な方式でパリティをドライブ間でマッピングする、他のRAIDシステムとは完全に異なる技術を使用します。

当社のエンジニアが短時間でこの迷宮のような状況から解決策を見つけられたことは驚くべき快挙とも言えます。業界トップクラスの技術力を持つオントラックは、その結果、IBM StorwizeSANシステムの完全なデータ復旧を提供できる唯一の企業となりました。

しかも、当社のデータ復旧サービスはそこで終わりません。IBM Storwizeのデータ復旧を独占的に提供するだけでなく、ノートパソコン、デスクトップ、携帯電話などのミッションクリティカルなデータも復旧いたします。

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