ハードディスク障害| 焦らずに | オントラックに電話

2022年1月7日 - オントラック・チーム

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  • ハードディスク(HDD)故障の前兆:目次
  1. 故障したハードディスクとは?
  2. ハードディスクはなぜ故障するのか?
  3. ハードディスクが故障したときの症状
  4. データを常にバックアップすること

 

ハードディスクを使用してデータをバックアップする人の数はかつてないほど増えています。

ハードディスクの寿命は機器によって異なりますが、いずれは故障するものです。前兆もなく突然故障することもあれば、ユーザーが気づかないまま徐々に劣化していくこともあります。

 

故障したハードディスクとは?

HDDの故障は2種類あります:

  • 物理障害
  • 論理障害

物理障害とは、ハードディスクまたはその部品の1つが物理的に破損、または完全に動作しなくなったことを指します。

論理障害は、機械的な問題はないものの、ハードディスクが正常に機能していないことを意味します。このタイプの故障では、ハードディスクのファイル構造またはソフトウェアに損傷があります。

 

ハードディスクはなぜ故障するのか?

ハードディスクは動く部品で構成され、この可動部品はいずれ故障します。これは、経年劣化または物理的な損傷によって起こります。

ハードディスクはいつかは故障するものです。原則として、通常使用で4~8年ほど持ち、使用頻度や扱い方などで寿命が影響されます。

ハードディスクの故障につながる原因は大きく分けて3つあります:

  • 物理的なダメージ
  • 電力サージ
  • 経年劣化

 

ハードディスクが故障したときの症状

故障は突然起こったりしますが、ハードディスクが故障していることを示すいくつか共通した症状があります:

 

システムの動作が遅い

故障しているサインの1つは、性能の低下です。プログラムを起動したり、ファイルを検索したり、文書を保存したりするときに、システムの動作が遅くなっていると感じたら、ハードディスクが故障し始めているかもしれません。

 

頻繁なフリーズやクラッシュ

機器はたまにフリーズしたりクラッシュしたりします。しかし、これが頻繁に起きると、ハードディスクが寿命の終わりに近づいているサインかもしれません。特に、新しいプログラムなどをインストールした後にフリーズやクラッシュが起きるとなおさらのことです。


データが破損している

いつもより多くのファイルが壊れていることに気づいたら、ハードディスクが故障し始めているのかもしれません。以下の症状がデータが破損していることを告げています:

  • フォルダ名が文字化けしている
  • ファイルを移動または保存するときににエラーメッセージが表示される
  • ファイルが開かない
  • フォルダやファイルが消える

破損したファイルのエラーがいつもより頻繁に表示される場合は、ハードディスクが故障に近い状態である可能性が高いです。この時点で、データをバックアップし、パソコンの電源を切って、症状を悪化させないでください。

 

不良セクター

不良セクタとは、ディスクの記憶面で恒久的に破損しているセクタのことを指します。一度破損すると、そのセクタに保存されているすべてのデータが失われます。

不良セクタが増えていることは、ハードディスクの故障を示している可能性があります。


異音が出る

ハードディスクから「カタカタ」「カチカチ」「キュルキュル」「ギーギー」 などの異音が聞こえる場合、ハードディスクに何かの問題が生じている可能性があります。

最もよくある音は、ハードディスクの読み書きヘッドがデータを書き込もうとして失敗し、ホームポジションに戻り、再試行を繰り返す際に発生するクリック音です。このヘッドが故障すると、プラッター表面に落下し、デリケートな表面を傷つけ、データ紛失をもたらす可能性があります。

ご使用のパソコンから異音が発生する場合、ハードディスク内の部品が故障している可能性が高いです。この時点で、データをバックアップし、パソコンの電源を切って、症状を悪化させないようにしてください。

 

S.M.A.R.T.ステータス

Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology(略称: S.M.A.R.T.)とは、ハードディスクに搭載されている、障害を検知するための自己診断機能のことです。S.M.A.R.T.を利用することで、ハードディスクの状態を監視し、劣化による異常などを早期に発見し、データをバックアップするなどの対策を講じやすくなります。

ハードディスクの状態が正常であれば、S.M.A.R.Tのステータスが「OK」と表示されます。「NOT OK」、「Bad」、「Caution」、「Unknown」などのステータスが表示されている場合は、ハードディスクに注意を払い、データのバックアップを取る必要があります。ハードディスクがすぐに故障しなくても、ステータスは何かの問題があると予告してくれます。


データを常にバックアップすること

場合によっては、S.M.A.R.Tはエラーを表示し、ハードディスクが故障したことを通知します。このエラーが突然やってくるため、前述しましたS.M.A.R.Tが発する警告を把握していることが大事です。

ハードディスクが故障する前に、または故障したときに早く対処すればするほど、データが永久に失われることを防げる可能性が高くなります。ハードディスクが故障し始めていると認識しましたら、直ちにすべてのデータをバックアップすることをお勧めします。

ファイルを移行できない場合は、すぐにハードディスクの電源を切って、データがさらに消失される可能性を防ぎましょう。

 

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